正解が好きな人、最新が好きな人

私は「現場の人」ですが、時々アカデミックと現場を行ったり来たりしています。
で、純粋なアカデミックの人たちとお話していると、彼らにはどうやら2つのタイプがあるように感じます。

そのタイプとは、(1)正解を求めるタイプと、(2)最新を求めるタイプです。

(1)正解を求めるタイプは、(当然ですが)間違ったことがだいきらいです。異論は認めません。やっかいなのは、ほとんどの場合、正解=自説であることです。だから、こういう人はだいたい怒っています。私はこのタイプの人から「間違いです」と言われたことが数限りなくあります。

これに対して、(2)最新を求めるタイプは、正しいかどうか少し微妙なことでも、一応論理的に成立していればオーケーです。このタイプの人はだいたい笑っています。私なんかが現場で起こったことを無理やりアカデミックに振って話すと、エビデンスなんかめちゃくちゃ甘くても「いいね、おもしろいね、それ」的な反応が返ってきて、ふたりでバカ笑いになります。

不思議なのは、両方をバランスよく備えた人がめったにいないことです。

さて、アカデミックなあなた。どちらのタイプですか。

※社会人としての注
どちらのタイプの先生も、個人的にはいいお付き合いをさせていただいています。←取ってつけたような言い訳やん。

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