新型コロナウイルス感染症が5類に変更され、マスク着用も個人の判断に委ねられることになっています。それでもしばらくの間は、ほとんどの人がマスクを着けていました。
ところが、通勤途中などに市中の様子を見ていると、7月下旬になって急にマスクを着けている人が減ったように見えます。
よく言われることですが、新型コロナウイルスの性質そのものはオミクロン株以降本質的には変わっていません。本来であれば、マスクを着けるかどうかは、感染リスクの高低を軸に、各自がそれぞれ総合的に判断すべきものだと思います。
一方で、感染症にかかるリスクはワクチン接種の普及などによって相対的にこれまでより低くなっているという見方もあります。
しかし、着けていない人に対して筆者が「独自の有識者調査(知り合いに聞く)」を実施し理由を聞いたところ、大方は「暑くて着けてらんねー」でした。
いいのか、みんな。
ところで、ここにきてマスクを着ける意味が少し変わってきているようにも感じます。
というのも、まだ感染が収まっていない時には、感染予防と拡大を防止するという本来の意味で使われていたのが、いまでは周りを不安にしないため、といった「配慮」の部分が大きくなっているように思うからです。
私は比較的感染によるリスクが高い方もおられる環境で働いていますので、今のところ、それよりは本来の目的に近い理由でマスクを着けています。
はやくこの状況が終わって、みんなで笑いあえる日がくるといいですね。